PC-3000ソフトウェアの英語版、日本語版および中国語版の更新プログラムがリリースされました。
○ PC-3000 Express/UDMA-E/Portableバージョン6.1.12
○ Data Extractorバージョン5.4.1
○ Data Extractor RAID Editionバージョン5.4.1
○ PC-3000 SSDバージョン2.0.3
リリースされたソフトウェアで以下の技術革新をすべて利用できます。
今回のリリースには、Seagate F3 Self-Encrypting Drives、RAIDアレイ、仮想マシン、Windows記憶域スペースなどからデータをリカバリする革新的な機能が含まれています。
正規テクニカルサポートユーザーは、PC-3000の最新ソフトウェアを今すぐアップデートできます。
【機能向上の詳細リスト】
PC-3000 Express、UDMA-E、Portable
WD Marvel
- TRESXLB、TRESXLB2、GIANT2、HUBLT2ファミリィのサポートを追加しました。
- “P-List経由のゾーンおよびヘッドの非アクティブ化(Zones and Heads Inactivation through the P-List)”モードを追加しました。
- “LDRファイルの読み込み(LDR File Loading)”モードを改善しました(ダイアログウィンドウではなくタブを使用するようになりました)。
- “LERファイルの読み込み(LDR File Loading)”モードにCache Overlay(モジュール10)アップロードを追加しました。
- Dir Editorモードを改善しました。Service Areaのフリーゾーンを選択するメニューを追加しました。
- “モジュールの移動/サイズ変更(Move/Resize Module)”モードを追加しました。
- Module 03リカバリモードを改善しました。
- Media Cacheクリアモードが利用できるようになりました。
Seagate F3
- DEのアクティブユーティリティにより、技術モードの自動ロック解除ができるようになりました。
- Grenada-Tech-Locked HDDで技術モードのロック解除ができるようになりました。
- LombardおよびMegalodon HDDファミリィで使用されるロック設定向けのDiagModeロック解除モードをユーティリティに追加しました。
- この種類のロックにより、ターミナルコマンドの実行がスキップされることで、ターミナルコマンドの大半がアクセス不可となります。また、DiagModeレベルのATA技術コマンドは、エラー”… 0: 0: 0 (0/1) err = 0x00000001″によってアクセス不可となります。
- 新しいロック解除コマンドは、ユーティリティの起動ダイアログボックスまたは技術コマンドメニューから起動できます。これでATAまたはターミナルのいずれからもロック解除できます。
- 起動ダイアログボックスから、ならびにメニューの個別テスト経由でHDD ID値を自動的に設定できるようになりました。ユーティリティの設定で既定値を編集できます。
- モジュールとの動作が簡単になりました。スキップされるモジュールには、ID = 50-53のモジュール、そしてドライブのBSY状態を引き起こす他の一部のモジュールが含まれるようになりました。
- ROM記録モードを改善しました。
Toshiba
- Toshiba USBドライブ向けの新しいユーティリティが利用できるようになりました。
- MQ01UBD、HDWJ1、HDWE1ファミリィのサポートを追加しました。
- 物理スキャンのバグを修正しました。
- “ゾーンおよびヘッドの非アクティブ化(Zones and Heads Inactivation)”モードが使いやすくなりました。
- アクティブユーティリティ経由で読み取る際、ハードリセットでテクノキーの初期化が実行されるようになりました。
PC-3000 Kernel
- ユーティリティごとのプロファイル数を制限するアルゴリズムを改善しました。今後は、削除したプロファイルデータをプロファイルフォルダに保存できます。同じドライブを再度接続すると、データは自動的に読み込まれます。
- ユーザインターフェースが使いやすくなりました。LogおよびHexEditのウィンドウを便利な位置に移動・配置できます。
- Defects Editorを改善しました。並べ替え方法を保存したり、マウスでクリックして複数の欠陥を簡単に選択できます。
Win7 Disk utility
- ドライバの検証コマンドのサポートを追加しました。
- 読み取り/書き込み速度を監視できるようになりました。
Win7 Disk utility
- Hex、MapおよびStatusタブが操作しやすくなりました。順番と配置を自由に変更できます。
- コピーからタスクを作成し、自動的に構築され、取り付けられる仮想ディスク(VHDまたはVHDX)に置けるようになりました。このオプションは、Windows 7 32x (VHD)、Windows 8およびそれ以降のバージョン(VHDまたはVHDX)で利用できます。全般的に、タスク作成と仮想ドライブを開くメカニズムを改善しました。
- 仮想ディスクにファイル名が付けられるようになりました。
- NTFSパーティションを備えたローカルディスク上の1つのファイルに、コピーからタスクを作成できるようになりました(大きいファイルで動作させる問題が解決しました)。
- OSで制御されないよう、ローカルディスクをオフラインにできるようになりました(ローカルディスクを出力先ドライブとするタスク)。
- ShortCut初期化問題を解決するためにコンテキストメニューを変更しました。
- “仮想ディスクの追加(Add Virtual Disk)”オプションをコンテキストメニューに追加しました。フォルダに関連コンテンツ(vhd、vhdx、vdmk、dmg、e0x、aff …)が含まれる場合、フォルダを開けるようになりました。
- Apple Virtual Disks(DMG)のサポートを追加しました。親ファイルシステムのマークしたファイルおよびフォルダのマップをベースに仮想ディスクを作成できるようになりました。
- ファイルにデータを保存する際、ファイル作成の整合性制御を使用できます。エラーはログにレポートされます。
- GUID Partition Tableが操作しやすくなりました。
- Object Mapモードの機能を改善したことで、適切なマップに直接アクセスしたり、このモードを終了できるようになりました。
- RAWリカバリモードで結果をすべて消去できるようになりました。
- あらゆるマップ(ヘッドマップなど)をもとにシステムの「スナップショット」を作成する新しい機能を追加しました。
- Catalog Map作成モードで、統計(フォルダ、ファイルなどの数)を計算し、ログにレポートできるようになりました。
- マークしたファイルおよびフォルダを.csvフォーマットにエクスポートできるようになりました。
- ヘッドマップタブのフラグを有効/無効および反転できるようになりました。
- E01、S01、AFF、RAWフォーマットへのデータエクスポート速度が大幅に速くなりました。
- Stat_0.txtファイルにタスク統計を自動保存できるようになりました。このファイルはタスク実行中でも開けます。
- 割り当てデータがないファイルの第一セクタが利用できなくなりました。
- Explorerモードに新しいメソッドの”ファイルシステム構造の検索と分析(Search and Analysis of file system structures)”を追加しました。
- Extファイルシステム:パーティションマップの構造を変更しました。
- ExFATファイルシステム:新しいメソッドを実装しました。(”パーティション分析(Partition Analysis)”および”ExFAT構造の検索(Search ExFAT Structures)”)
- Ext(2,3,4)ファイルシステム:”パーティション分析(Partition Analysis)”メソッドを改善しました。
Data Extractor RAID Edition
- Windows記憶域スペースのサポートを追加しました。
- さまざまなディスク領域がサポートされています。
- 冗長性をベースにデータをリカバリできるようになりました。
- メンバーセットを編集する新しい機能を追加しました(メンバーの1つのメタデータが壊れている場合)。
- RAID作成モードでRS(Reed-Solomon)多項式近似を選択できるようになりました。
- 仮想マシンディスクを作成し、対話モードにおける仮想マシンディスクのデータをベースにRAIDパラメータを検出する機能を追加しました。
PC-3000 SSD
Samsung SSD
- 850 Series(850 PRO)ファミリィのサポートを追加しました。
- CM871ファミリィのサポートを追加しました。
- 840 EVOファミリィについて、miniSataおよびM.2のインターフェースのサポートを追加しました。
- 840 Series SSDにDXT43L0Q_LD Loaderを追加しました。
- TSOP-56マイクロチップをベースにしたMLC SSDのサポートを追加しました。
Marvell Van Gogh SSD
- 次の新しいファミリィのサポートを追加しました。
- Crucial M550
- Crucial MX100
- Crucial MX200
- Micron C400 SSD向けの”TCGテーブルのリフレッシュ(Refresh TCG Tables)”テストを追加しました。
- 次の新しいテストが利用できるようになりました。
- リソースのバックアップ(Resources Backup)
- ROMの読み取り/書き込み(Read/Write ROM)
- マイクロコードの読み取り/書き込み(Read/Write microcode)
- SAモジュールの読み取り/書き込み(Read/Write SA modules)
PC-3000 JAPAN サポートチーム